9/11

 

大人になるにつれて消えていくコンプレックスもいっぱいある。

 

 

学生時代ってのは今思えば異常な村社会で俺と話したことがない人が俺の色んな個人情報をやたらと知ってるなんてことはざらにあった。どちらかと言えば冴えない学生だった自分ですらそう感じるのだから学校とはずいぶん生きづらい場所だったのだと思う。

 

そんな場所で自分を変えるのはずいぶんと億劫な事だと思う。人間の恒常性ってのはそこそこのもんでそれが集まった集団の恒常性ってのはかなりのもんだ。出る杭はみんなに叩かれる。それどころかちょっと普段と変わった行為をしようもんなら笑われる。

若い子は自意識過剰なんて言うが過剰なのは他への意識じゃないか。だって友達が髪切ったのとか学生のころみんなわかったでしょ?

 

そんな頃に植え付けられた自分の性格ってのは何だかんだ変え難い。こんなメタ的に学生時代を振り返ってるつもりでも実際はクラスでちょっと目立ったことをした後よく周りを見れなかった自分のままなのだ、かわいいもので。

 

 

大学生の将来への憂いなんていうものの半分くらいは、その消えない奴隷の焼き印をこすってるんじゃないかな。この焼き印をつけたまま上手く生きていけるのかな?って好きな人に好きって言ってもらえるのかな?って。

 

結論を言ってしまえば消えるんだと思うし別に消えなくてもいいんだと思う。消せば幸せになれるかって別に外の世界が素晴らseaとは限らないように別にどっちも苦しいのだ。でも消したいのは消したら自由があると思うからなのだ。

正義の反対が別の正義であるように何でもできる自由の反対は何もしなくていい自由であったりするのになあ。

 

浮気なんて絶対できない中学生だった。別に彼女いなかったけど。でも今夜はなんか寄りかかられたらそのまま無茶苦茶抱ける気がする。

詩人はみんなオナ禁していたとしか思えない。名文を書くのは社会的欲求だし社会的欲求なんて半分くらい性欲なのだ。